ども!岸尾です!
今回は【名作を見るシリーズ】第二弾ということで誰もが知る名作「タイタニック」をザックリとレビューしていきたいと思います!!
レオナルド・ディカプリオ主演「タイタニック」
誰もが知っている名作ですよね!でも名前は知ってるけど実際に見た事はないな・・・なんて人も多いのではないでしょうか!?
…はい。僕のことですね。
いや、子供のころにうっすらとみた記憶はあるんですよ!でも覚えてるのはラストのシーンだけ。こういうシリーズをやるからには見ないとマズいでしょう!
ということで早速鑑賞後のレビューをどうぞ!!
飽きを感じさせない物語の構成力
前回ご紹介した「七人の侍」上映時間が3時間27分と長尺だったんですが、なんとこの「タイタニック」もそれに負けず劣らずの上映時間3時間30分!!
自分の中で恋愛ものって長くてもせいぜい2時間ちょいぐらいのイメージだったんですがこの作品はそれを大幅に超えてきましたw
ですが、驚くことに鑑賞後は「ホントに3時間30分もあった?」と思ってしまいました。長尺でありながらも見る側に全く飽きを感じさせない構成力にはお見事というほかありません。
おおまかな流れとして、前半は身分差のある恋愛をメインにしたラブロマンスで後半は船が沈没することによるパニックものに変わるという結構極端な構成なんですがこれが両方とも見ごたえ抜群で無駄なシーンが一切ないんです。
特に前半は、ゆったりとした豪華客船での船旅の中で、主演の二人や他の登場人物達の関係性がはっきりと分かりやすく描写されるので難しく考えずにボーっと見ていても頭に入ってくると思います。
いい雰囲気の映画ってずっと長く見ていたくなるんですけど正にそれでした。
後半は船が沈むことが分かって乗客がパニックに陥るシーンでそれぞれの本性が浮き彫りにされて人間って本当に極限状態になるとこうなるんだろうなというリアルさが怖かったですね。
「死を悟り自分の時間を生きる人」
「愛する人と運命を共にする人」
「汚くとも最後まで生に執着して懸命に生きようとする人」
「自分が助かれば他はどうでもいい人」
「船が沈む最後まで自分に課せられた仕事を全うする人」などなど
船が沈むド迫力のシーンに目が奪われがちですが、人の心の動きにも着眼して鑑賞してみるとまた違う発見があって面白いと思います。
人物、装飾にいたるまで全てが美しい
この作品、製作費いくらぐらい使われたかご存知でしょうか?
なんと 2億9,440万ドル 日本円にして約323億8,400万円!!!
金額が桁外れすぎてどれぐらい凄いのかあんまり実感がわかないですよね…(笑)
2013年時点での歴代映画製作費ランキングでは第3位にランクインしています。
現在ではCGを利用したディズニー作品が上位を占めていると思いますが当時の映画の中では間違いなくトップレベルの製作費をつぎ込んだ作品となっており、そんな莫大なお金をつぎ込んだだけはある当時のタイタニックを再現した内装や装飾品は必見。
また、主演のジャック役のレオナルド・ディカプリオとヒロインローズ役のケイト・ウィンスレットの美しさにも注目です!
個人的にレオナルド・ディカプリオは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 」や「ウォールオブストリート」などの最近の作品の背が低いイケメンオヤジみたいなイメージが強かったんですが、このタイタニックに出演している頃のレオナルドディカプリオはマジでプリンスと言って差し支えないほどの絶世の美男子…そりゃ、世の女性も虜になるわ…。
特に美しいと感じたのはヒロインのローズをスケッチしているシーンですね。裸のローズを写生しているときのジャックのまなざしは当時映画館で見ていた女性の心を射抜いたことでしょう…w(個人的にはこの直後の現代に戻ったシーンで話を聞いているみんなが何とも言えない表情をしているとこが好きです)
そして、そんなレオナルドに負けず劣らずの存在感を出していたケイト・ウィンスレット。
前半は鳥かごの中の鳥状態で表情が常に曇っていてそこまで魅力的には感じなかったんですが、注目すべきは中~後半の鳥かごから解き放たれたやんちゃで笑顔の素敵なパワーあふれる女性に様変わりする様子です。
その絵画から出てきたような美貌できゃっきゃと無邪気に笑ったりして可愛さを前面に出してきたかと思えば、船が沈むなか動けなくなったジャックを助けようと奔走するシーンで男顔負けのイケメンな表情をしたりと喜怒哀楽が豊かな彼女から終始目が離せませんでした!
まとめ
名作だから今更見なくても…とか見たけど覚えてないよとか正直ラブロマンスって苦手なんだよなとか思ってる人、騙されたと思って一度見てください。絶対に3時間を無駄にしたと感じることはありません。
多分これほど完成された恋愛作品はそうそうないですし、歴代映画興行収入ランキングでは1997年に公開されたにも関わらず今なお「アベンジャーズエンドゲーム」「アバター」に続く3位を死守しているだけの魅力がこの作品にはあります。
僕も特に大きい期待もせず割とフラットな心構えで見たんですが、観終わった時には嗚咽が漏れるぐらい泣いて涙で顔面ぐじゅぐじゅでした(笑)
ここまで泣いたのはアベンジャーズエンドゲームやショーシャンクの空にを鑑賞したとき以来な気がしますしそれほど二人の愛に心を揺さぶられました。
僕はこういう映画を見るときは人の目を気にせず思いっきり泣きたい派なので、チョコレートとかを片手に一人で集中して観るのをオススメします。もちろん恋人や家族と観るのにも適した作品だと思うんですけどヒロインの裸体がガッツリ見えるシーンがあるのでそれだけ注意です(笑)
では最後にこの作品で僕が好きなセリフを二つご紹介して締めたいと思います。
「人生は贈り物ムダにしたくない。毎日を大切に」
主人公ジャックのセリフ。色々な場所をスケッチしながら放浪している彼が言うからこそ深みが増します。
「女って海のように秘密を秘めているの」
ヒロインである老年期のローズのセリフ。主人にも言わなかったという船上でのジャックとの甘い蜜月がこの一言に集約されているように感じました。
では、今回はこの辺で!また次の記事でお会いしましょう!
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