【映画レビュー】劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 

映画レビュー

ども!岸尾です!

今回は遅ればせながら“劇場版鬼滅の刃 無限列車編”を鑑賞してきました!

大人気作品なこともあり他にも多数の方が感想を上げたりしてる。観るのが遅くなった。ということもあり今回はレビュー書かなくてもいいかなぁとか観る前は思っていたのですが、いざ見てみるとその素晴らしいクオリティに書きたい衝動に駆られてしまいました(笑)

なので今回は実際視聴してみて、今作の感想、魅力をストーリー作画音楽の3つのポイントに分けてコンパクトにお届けしていきます!

では早速参りましょう!!

ストーリー

煉獄杏寿郎という漢

今回のストーリーを語るうえで最も重要なのが鬼殺隊9つの柱のうちの一人、炎柱 煉獄杏寿郎。

正直に言いますね、めちゃくちゃカッコよかったです…!
僕は原作未読でアニメシリーズは全話視聴済みといういわゆるアニメ勢なのですが、アニメシリーズではまだ柱たちについてそこまで深くは触れられないんですよね。煉獄さんについても見た目派手やなーって感想ぐらい。なので実質、煉獄さんというキャラを知るのはこの劇場版が初だったわけです。

まさかラスト辺りでその煉獄さんに泣かされることになるとは…思ってもみませんでした(笑)

鬼滅の刃ってキャラクターの深堀をするのが上手いんだなということを再認識させられましたね。
もともとTVシリーズでも敵の鬼と戦ってる最中にその鬼がどうして人間から鬼に落ちたのかということを描写して、敵であるはずの鬼にも感情移入してしまうという事が多かったんです。

今回の劇場版でも120分という短い上映時間の中で煉獄さんの過去がしっかりと描かれていて、僕のようなアニメしか見ていない人でもしっかりと感情移入出来るような作りになっているのでその辺の心配は問題ないと思います!

見たいものをしっかりと見せてくれる

メインはやはり煉獄さんなんですが、主人公である炭治郎や善逸、伊之助、禰豆子にもしっかりと活躍のシーンがあり観客が見たいものは全て取り揃えられていたと思います!

その中で言えば個人的にですが特に伊之助が輝いていたように感じました。今作を見て伊之助の株が上がったと思う方も多いのではないでしょうか?


詳しく書くとあれなので省略しますが、とあるシーンで他のキャラに向かって放った「つまんねぇ死に方すんじゃねぇ!!」っていうセリフが胸に刺さりましたね。
なんだよお前、普段あんなんなのにめっちゃカッコええやん…ってなりました(笑)

普段はテンション高くアホなことばっかりやってるキャラが急に真面目になるとギャップでキュンとしますよね?

それです。

作画

作画、アニメーション制作に関してはTVシリーズから引き続きufotableというスタジオが担当しています。
ufotableといえば最近だとFateシリーズや、刀剣乱舞のアニメでお馴染ですよね。
この前完結したFate / stay night:Heaven’s Feel三部作が記憶に新しいと思います。

そのHeaven’s Feelと今回の鬼滅の刃を両方視聴して感じたのは、戦闘シーンの描写においてはこのufotableというスタジオの右に出るものはいないんじゃないかということです。

ufotableが手掛ける作品の特徴としてCGをアニメの中に違和感なく落とし込み作品の魅力を引き出すというのを得意としているんですね。
なので作品によって合う合わないはあるとは思うんですが鬼滅の刃に関していえば相性は最高だったと言えるでしょう。

今回の劇場版では煉獄さんの技がアニメでは初お披露目となったわけですが、一つ一つ全ての技がカッコいいんですよね。

最初に繰り出す壱ノ型 不知火なんて演出が凄すぎてホントにそれ壱ノ型???ってなりましたもん。

他にも炭治郎の水の呼吸や、ヒノカミ神楽、善逸の霹靂一閃などなどTVシリーズおなじみの技も劇場の大画面で見れちゃいます。

そして戦闘シーンの目玉はなんといっても後半の“煉獄VS猗窩座(あかざ)戦”ですよね。
もうこの戦闘に関してはまばたき禁止といってもいいぐらい目まぐるしく動きます。炭治郎が早すぎて目で追えない!って言ってましたがあれは視聴者の代弁でもあったわけです。

ただずっと猛スピードで駆け抜けるわけではなく、魅せるところはしっかり見せてくるのがufotableの憎いところでありまして技のエフェクトは大迫力。表情は繊細に。という風に観客側が見たいものを描写しつつ、その想像の更に上をいくクオリティで魅せてくれます。
この辺は次世代の映像表現と言っても過言ではないと思います。実際見ればわかりますが鳥肌ものですよ。

音楽

今回音楽を担当されたのはこちらもTVシリーズから引き続き、梶浦由紀さん椎名豪さん

個人的に梶浦由紀さんの音楽はとても好きで、ギターを使った激しい音楽というよりかはピアノなどを使った、そっと寄り添うような穏やかで落ち着いた曲だったり作品の世界観を広げて感動を増幅させるような壮大な音楽が特徴的な作家です。
Lisaさんが歌うTVシリーズのOP「紅蓮華」や今回の劇場版のメインテーマとも言うべき「」も梶浦さんが作詞作曲されています。(作詞はLisaさんと共同)

そして椎名豪さんは現在はフリーで活動中ですがもともとバンダイナムコに所属していたこともあり、主にテンションが上がるようなゲームの戦闘BGMなどを作るのが得意な印象を受けます。(携わった作品の一例として「テイルズシリーズ」や「ゴットイーター」など。)

この“静”と“動”とも言うべき二人が協力して音楽を手掛けることにより“鬼滅の刃”という作品の魅力が増幅されているわけですね。

そして、僕自身が今回の劇場版の音楽で一番印象に残ったのは猗窩座戦のBGMです!  
電子音で研ぎ澄まされた鋭い何かをイメージさせるような曲でこれが流れた瞬間全身の毛が逆立つような感覚でした(笑)
曲調的に恐らく椎名さん作曲のBGMだと思うのですが、この音楽・ufotableのアニメーション・そして声優さんの演技。この三つが合わさって“煉獄VS猗窩座(あかざ)戦”最高の戦闘シーンが完成しているんだと思います!

まとめ

以上、僕が鑑賞して印象に残ったこと、感じた事をザッと書き出してみました。

恐らくこれを読んでいてまだ鑑賞してないって人はいないと思うのですが、

もしいるならこんなブログ読んでないで今すぐ見に行け!!!!(笑)

様々なものとコラボしたり、外出すると一度はどこかで見かけるほどの鬼滅の刃ブームで、日本では“鬼滅の刃という一つのブランド”が出来上がりつつあると思います。

そして、そのブランドに嫌気が刺している方も多くいると思いますし正直僕もそうでした。
ですが、僕が今回の劇場版を見て思ったのは“社会現象を巻き起こす作品にはちゃんとそれに伴った実力と魅力がある”ということです。

最高峰の作画、音楽、魅力的で個性豊かなキャラクター、設定の練られたストーリー、どれをとっても一級品。アニメ界を牽引する実力がある作品ですし、今では日本映画界すら牽引してしまっています。

鬼滅の刃というタイトルだけで敬遠するにはあまりに勿体ない作品になっていますので、まだ見に行ってない方はぜひ劇場に足を運んでみてはいかがでしょうか?

以上、岸尾でした!

↓↓↓僕がこの作品を池袋グランドシネマサンシャインのIMAX®レーザー / GTテクノロジーで鑑賞した際の感想記事です。

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